間違いだらけの子育て

大学受験不合格。入試で失敗した時に考えなくてはいけないこと。

大学落ちた

年明けともなると大学入試共通テストが始まり、いよいよ受験シーズンが本番になります。子供達は、大学からの合否発表を受けるのですが、行きたい本命の大学が不合格だった場合の進路を考えなくてはいけません。

ウチの子供は、大学受験に失敗して1浪した経験があります。

とは言っても本命の大学が不合格で、滑り止めの学校からは合格を頂いていました。

本来、滑り止めは合格しているのですから、滑り止めの大学に行けば良いのですが、息子はそれが納得いかず、浪人の道を選んで、予備校生に・・・

予備校時代は、毎朝、早起きをして、毎日休みなく予備校に通い続けた結果、1年後、本命の大学に合格しました。

息子の合格の知らせを聞いたのは、次男の小学校の卒業式の日。卒業式が始まる前に妻と二人で号泣してしまい、少し恥ずかしい思いしたものです。

さて、本題に戻ると、大学受験に失敗した場合、就職や浪人を選ばざるを得ない場合は別として、

① 浪人して本命大学を目指す

② 滑り止めの大学へ進学する

この2つの進路選択があります。

あくまで、大学進学が目標なら、滑り止め大学へ進学した方が、時間のロスが少なくて済むと思います。

滑り止めと言う位なので。浪人なんかせずに滑り止めの大学へ進学すれば良いでしょう。

わが家は、3人兄弟で僕ら夫婦の年齢も比較的若く、収入も多くありません。

ですから、滑り止めとして受験した私立大学へ行かせる余裕は実際のところはなく、息子には「公立大学への進学」を条件にしていました。

ちょっと酷な言い方をしましたが、本当は、息子が望めば借金をしてでも滑り止めの私立大学へ行くことも認めるつもりでいました。

しかし、息子は、

「あと1回、チャンスが欲しい」

「1年間、一生懸命勉強する」

と1浪して大学受験に再チャレンジしたいとお願いしてきました。

性格の悪い僕は、息子に条件を出しました。

〇 今年、受験に失敗した大学よりも上位の大学を受験すること。

〇 3度目はない。

万が一、失敗した場合に、息子に逃げ道がなくなってしまうのが可哀想な気がしまいたが、三度目はないという約束をして、1年間大学受験予備校で勉強することを許しました。

大学受験は失敗しても大丈夫

失敗したらショックを受けます。

息子は自分の受験番号がないのを確認した後、号泣していました。

1年間、頑張った証拠です。

大学受験は、人生の大きなイベントなので、失敗してもいいなんて軽いものではないのですが、浪人したとしても、無駄な時間を過ごすことにはなりません。

浪人して勉強した時間だって貴重な体験です。

悔しい思いをして、努力して合格を勝ち取ることは、負け知らずよりも、貴重な経験だと思います(負け惜しみですが・・・)

もう一つ、加えると、難関国立大学の合格者の半数近くは、浪人生です。

これは、息子が大学生になってしばらくしてから、初めて分かりましたが、そりゃそうですよね。

高校に通いながら、大学受験の弁k省をするのは、なかなかハード。それに比べて、浪人生は1日中勉強することができるのですから。

浪人は人生の遅れではない

大学合格

人生は、長い。

年連を重ねる度に分かってきます。

長い人生のうち、1年くらい寄り道したって、何の影響もありません。

1年間、何もしないのは問題ですが、何かに向けて努力したり、体験する時間は、得難い貴重な経験になるはずです。

それは、大学受験に失敗して、浪人生活も同じで貴重な経験です。

悔しいけど、恥ずかしがることはない。

息子は、現在、社会人1年目。社会人になれば年齢なんて関係ない。

大人になれば、余計に分かりますよね。

ダブりが気になるのは、高校生だけ。

大学受験に失敗しても、諦めずに、もう1回、チャレンジしてみてはどうでしょう。

ただし、勉強漬けの毎日は、かなりツラい1年になります。