間違いだらけの子育て

反抗期の息子の態度がムカつく。ブチ切れる以外の対処法は?

つい最近まで、素直だった息子が、突然反抗してきた。これが反抗期ってやつか…親に反抗するなんて受け入れられない。可愛い我が子が、突然、生意気に変わってしまったショックはなかなか受け入れられません。反抗期の子供との向き合い方。

こんにちは!高校生の息子が生意気なのが腹が立つ…でも、自分も生意気だった。「おみすけ」です。

子供達が思春期になる頃、反抗期を迎えます。無邪気で素直で、可愛かったチビ達が、時として、ブスッとふてくされて、私たち親の言うこと全てに批判的で、何もかもが横柄で反抗的で生意気。

ああ〜、腹立つ!

腹立つけど、反抗期って、どの子供でも来るもんなんですって。

「反抗期だからって何でも許されると思うなよ」って言いたくなりませんか?

反抗期をスルーして、放ったらかしにしてたら、元の素直な我が子に戻ってくれるのだろうか?

反抗の態度が度を越していると思いません?

私には、長男、長女、次男の3人の子供がいます。それぞれに反抗期と思われる暗黒時代がありました。

反抗的な態度は、本当に終わるのだろうか…そんな不安な日が続きましたが、いつの間にか、反抗期は過ぎ去っていました。

私は、どの子の反抗期にも、指を咥えていることはできませんでした。

おみすけ

生意気だなぁ

放っておけば良いって。大丈夫大丈夫。

「反抗は絶対に許さない」という態度で臨みました。覚悟を決めて臨んだというより、それしか出来なかった。

毎度、「反抗期、思春期だから仕方ないかぁ」って我慢しようと思ったんですけどね。

本稿では、我が子の中で、一番、反抗的な態度をとっていた次男の反抗期の話をします。

反抗期とはどんなもだったのか。どう対応するのが良いのか。専門家でも何でもない、普通の親父が本音で、お話します。

次男は、ウチの子では末っ子。1番かわいがっていたのに、突然、反抗期に突入。

えぇ〜、突然どうして?何で?

反抗期の息子の態度がムカつく

反抗期

我が家の末っ子は現在、高校2年生、小さい頃から兄や姉の様子を知ってなのか、甘え上手の世渡り上手。

ポワーンとしている、のんびり屋なのですが、意外とプライドは高め。素直で負けず嫌いの頑張り屋さんです。

何と言っても私と同じバスケットボールをやっているので、可愛い奴です。

反抗期の始まりは中学3年の冬休み

ウチの次男は、中学の3年間、部活とクラブチームでバスケットボールをやっていました。

私も学生時代はバスケをやっていたので、暇さえあれば次男の応援に行き、バスケットという共通の趣味を通じて、良い親子関係を築けていると自負していました。

高校入試に向けた受験勉強を本格的にはじめた中学3年生の夏休みには、まだ小さくて幼い感じが抜けない次男が勉強道具をいっぱいに詰め込んだリュックを背負って近所の自習室へ向かうのを見送ったものです。

そして、中学3年の冬休み。突然、次男が豹変します。

きっかけは、私が冬休みの勉強方法をアドバイスをした時のことです。

突然、次男が、視線を横に逸らし、時には睨みつけながら、刺々しい口調で、私に悪態を示してきたのです。

私は、その態度に、次男を強烈に叱責。

次男が初めて見せた反抗の態度を許すことができず、次男の反抗的な態度を抑えつけようとしました。

おみすけ

なんだ、その態度は。改めろ!(もしかして、反抗期?)

しかし、次男は目に涙をいっぱいに溜めて、私を睨みつけ続けながら、何を言っても返事をしません。返事を強制しても「あぁ」など尖った返事に終始しました。

私は、次男に、せっかくアドバイスをしているのに、「何でそんな態度しか取れないんだ」と反抗的な態度の理由を問い詰めた挙句、次男は、

「無理なんだって…精神的に」

「アンタと話すのは、精神的に無理なんだって」

と、身体を小刻みに振るわせながら、声を絞り出すように言いました。

おみすけ

精神的に無理って…ウソだろ。ちょっと酷くない。

可愛い我が子に、この言葉…かなりショックでしたよ。

「受験前の大切な時期に…」次男の私に対する強烈な拒絶態度を見ると、私に反抗する手段として、大切な受験勉強を投げ出したりしないだろうか…

今まで頑張ってきた次男の努力が無駄になってしまうかもしれない…

次男は、当分の間、私の方を見向きもしないだろう。精神的にムリと言われた。完全に毛嫌いされている。拒絶とも言える態度は、相当前から不満を溜め続けていたんだと思います。

なにより、今まで「お父さん」と呼んでくれていたのが、突然、『アンタ』呼ばわりされてしまったのは、表現しがたい虚無感を突き付けられました。

おみすけ

もう、放っておくしかないか…

雪解けは自然に任せるしかないだろうか。

いつか、元に戻ってくれたらいいんだけど…この頑なな態度は、もう諦めるしかない。

この日、次男には

「もう、何も言わない」

「でも、何かあれば、言って欲しい」

「勉強、頑張ってな」

と伝えました。

私は、我が子を自分の操り人形の様に、自分の言いなりにしたかっただけだった。振り返るとそう思います。

この日を境に、次男は自分の意思を持ったんです

自分の思い通りでないと許さない考え方

私は、次男が意思表示をすることを認めなかった。子供の意思を尊重することはなかった。

そのように省みます。

子供が「こうしたい」と言ったことが気に入れば、頑張れと応援し、私の思いと異なり気に入らなければ激怒して反対していました。

自分の思ったとおりの子供でなければ許さない。子供が思い通りでないと、自分が否定された気持ちにでもなっていたと思います。

そんな子育て教育だった。

こんなのは到底、子育てとは言えません。

高校受験が終わる頃には反抗期は終わった

笑顔が戻る空

次男は、反抗期の最高潮の時に、高校受験の大切な時期を迎えて、父親の呪縛から解放されたのが良かったのか、見事に志望校への合格を勝ち取りました。

親の干渉が殆どない状態が良かったのかもしれませんが、自分なりに努力した成果が出たということです。

次男との関係が決裂して、しばらくの間、必要以上に関わらないようにしていましたが、高校受験が終わると次男の表情は少しずつ、温和に変化しました。

しばらくの間は、積極的に子供と関わらなかった

次男が爆発して、私との関係が決裂してからは、私への拒絶する態度が尋常じゃないので、私から積極的に関わろうせず、次男の存在を、あまり気にしないように心がけました。

決して、無視していた訳ではないですよ。

挨拶はしっかりしたし、必要な会話はしました。

おみすけ

いつも返事は生意気。ガマン・ガマン

次男の方は、挨拶も会話も積極的ではありませんでしたが、挨拶も会話も適度にな感じではしてくれました。

身体を震わせながら私を拒絶した時に比べれば、全然マシ。

次男への関わり方を変えようと決めてから、「勉強しろ」「早く寝ろ」「ダラダラするな」などと子供を干渉することがなくなりました。

子供が、私の思い通りにならないことがストレスになっていたと思います。

おみすけ

思春期の子供とは、ちょどよい距離感が大切ですね。

子供は親が過度に干渉しなくても、子供なりに考えている…そう思えるようになりました。

高校受験に合格。表情が温和に

長い間、子供を干渉していた私にとって、子供の行動を気にしない。気にし過ぎないのは、かなりの我慢が必要でした。依存に近かったかもしれません。

「次男は大丈夫だろうか?」「頑張っているだろうか?」と妻に尋ねながら、不安な気持ちを抑えました。妻は「大丈夫、ちゃんとやってる」と、いつも私が安心できる返事で答えてくれました。

高校入試の試験当日まで、次男には、私との関係の他にも、骨折したりと多難があったのですが、見事、志望校の合格を勝ち取りました。

「合格した」次男は、相変わらず、ぶっきらぼうに合格を報告してきました。

頑張ってくれたこと、嬉しかったです。

子供のこと、全く信頼も信用もしていなかった…子供のことを信用していなかったことが恥ずかしくなりました。

子供は子供の人生。親は、子を信頼とか堅苦しいものでなく、見守るのが良いのではないかと思うようになりました。

おみすけ

僕は、なかなか信頼はできませんでした。

次男は、と言うと、高校に合格してから少しずつ、温和な表情に変わっていきます。

口調の生意気な感じは変わりませんが、反抗期の私を目の前にした時の強張った表情は少しずつ緩まり、少しずつ関係は改善しまいた。

以前の様な関係に戻った言うよりは、新しい親子関係になった感じです。

反抗期が落ち着くと少し大人に

我が家の次男の反抗期は、高校入試を終えてから、少しずつ解消しました

待ちに待った雪解けです。

思い返せば、単に、私の度が過ぎる干渉に抵抗していただけだったのかもしれません。

次男は反抗期を過ぎたころから、ググっと身長が伸びて、なんだかしっかりして大人に近付いたかな。そんな気がします。

チビで可愛らしかったですけどね。

私も、精神的に成長して、ほんの少しだけ、理想の父親になれたように思います。

 

反抗期を迎えた子供との向き合い方

家族の関係

反抗期を迎えたからと言って、子供を放っておく訳にはいかない。

「反抗期だから」という理由で、全てが許される訳でもない。

反抗するからこそ、彼らには、しっかりと向き合うことが大切です。

おみすけ

いっさい口出しはしないって訳には、いきませんでした。

どうしてもね、気になるんです。放っておけないです。親なんでね…

子供と向き合う

子供が、反抗的な態度だと、話しかけても視界に入っても腹立たしく思うことがあります。

しかし、生意気なのは、この時期だけだと思って、しっかりと、向き合って下さい。

時には「なんだコイツは」と激高して、ケンカになることもあるかもしれません。

それも、仕方ない。ケンカして、とことん話し合うことも良いでしょう。

あいさつは必ずする

子供と、あいさつは必ずしましょう。子供からの返事がなかったり、ボソッと聞こえない返事をするかもしれませんが、毎日、明るく挨拶をしてあげましょう。

あいさつをしないのに、他の会話ができるはずはありません。

おみすけ

子供が「おはよう」を言わなくても、合わせない。

…腹立つのは分かる。

親のペースで良い

子供は不機嫌で反抗的な態度をとります。

親は親のペースで、子供の不機嫌な態度に合わせることはない。あなた自身のペースに合わせれば良いです。

子供の言いなりになることもありません。

おみすけ

もちろん、認めてあげれることは、認めてあげて下さい。

「反抗期の子供には、何を言っても無駄」と諦めたくなることもありますが、聞いてくれる時と聞いてくれない時があります。

ただね、彼らの耳には必ず入っています。聞いているってことです。

チビ助の反抗的な態度にいちいち腹を立てない。そのうち直る。

そう思うようになってから、少し気が楽になりました。

実際に、反抗期なんてすぐ終わりました。

おみすけ

反抗期なんてないほうが良いんですけど、そんな時期も、子育ての良い体験として、後々は笑い話になります。

それでは、また。

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