娘が高校1年生の冬休みに何の前兆もなく突然家出しました。彼女は、普段どおり過ごしている様子でSOSサインを感じることはできなかった。その結果、娘は家出していなくなった。
娘が高校1年生の時に家出をしました。家出をした原因は学校の友達関係。原因が分かってから高校を不登校になったりと、親子共に精神的に不安な毎日を過ごしました。
親心は「いつ娘がいなくなるか不安で仕方ない」状態が続きました。
最初は、「無理に学校へは行かせない」というスタンスをとっていました、高校を中退させて働く道や通信制の学校への転学 etc.
人生の選択肢はたくさんある・・・でもやっぱり親心としては、普通に学校生活を送って欲しい。
いちいち人間関係でいちいち逃げてはキリがない。「乗り越えさせよう」と決心し、娘に説得を続けて、少々強引に学校に行かせ、二度目の家出を経て、何とか不登校から復帰させることができました。
ほんっとに、大変でした(涙)
思い返せば、もう少し、娘とコミュニケーションをとっていれば、娘の悩みを聞くことができていたかもしれません。
娘は、親に心配をかけたくない一心で、最後に追い詰めれて家出をするまで口にしなかったんだと思います。
娘からのSOSに気付くことはできなかった

娘が家出をする前から、彼女は友達関係で悩んでいたそうです。
でも、僕たち夫婦は、娘の異変に気付くことはありませんでした。
娘からのSOSのサインはなかったと思います。
娘が家出をしたのは、冬休み明けの始業式の後。冬休み中も友達関係で悩み続けていた様ですが、表情や行動は普段どおり、おかしなことは何一つありません。
本当に、娘からSOSのサインはなかったのだろうかと思い返すと、きっと、娘が発信していたSOSはあったんじゃないかと思うんです。
大丈夫・大丈夫と勝手に思っていただけ。
「おかしいな」と感じても、「気のせいか」「何でもないか」とスルーすることも多い。
どうしたの?と尋ねても、「何でもない」と返事を返されて、終わり。
と思うのですが、本当にそうでしょうか?
例え、「何でもない」と言われて、取り越し苦労になっても、全然いい。
それに、一度「何でもない」と言われても、やっぱり相談があると言ってくるかもしれません。
「おかしい」を放っておかない
一緒に生活していれば、「あれっ」と違和感を覚えることがあります。
そんな「おかしい」という直感は、きっと気のせいではない。
きっと、何かあるんです。
そんな「おかしい」を放っておかない。放置しない。
なんだか変だな・・・と思ったら、「どうしたの?」と聞いてみましょう。
別に、何でもない・・・ならそれでオッケーじゃないですか。
その後、❝おかしい❞の原因を打ち明けてくれるかもしれませんし、「実は・・・」と悩みを打ち明けてくれるかもしれません。
話は逸れますが、先日、いつも明るい妻の表情が冴えないので「どうしたの?」と声をかけたのですが『何でもない、放っておいて』と言われました。
実は、暗かったのには原因があって、便秘だった・・・ということです(汗)
気になったら、何でもないかもしれません。でも、きっと何かあります。
放っておいて後悔する位なら、子供に些細な違和感を感じた時には、気にしてみることが大切です。
毛嫌いされることを怖がるな
思春期の子供ともなると、親のお節介を極端に嫌います。
小さな親切でも、露骨に嫌な顔をするし悪態をつきます。
※ マジで腹が立つ(怒)。高校生の息子の不機嫌な態度が許せない
こっちは心配しているのに、可愛げのない。「腹が立つし放っておこう」と思って当たり前。
僕は「思春期なんてそんなもの」と割り切れないので、嫌がられるのは承知で、気になることをストレートに尋ねるようにしています。
毛嫌いされると腹が立つし、嫌な気持ちになる・・・でも、違和感には何かある。
毛嫌いされても、お節介は続けます。
どこぞの見知らぬ他人なら気にならないし、放置もできます。
我が子だから、放っておくことはできません。
あなたも、同じでしょ?
