お酒が飲めないと伝えた時にガッカリされたことがあります。酒飲みは酒を酌み交わすことを楽しみに生きている様だ。お酒は飲めない。酒が飲めなくて迷惑もかけていない。酒が飲めなくて何が悪い!
僕は生まれ持っての体質なのか、お酒が飲めません。
お酒を口にしたこと位はありますが、その程度しか飲んだことがない。
飲めないんです。
飲めないから、美味しくも感じない。
お酒が付きもののサラリーマン生活。
飲めない僕にとって、最優先の悩みはお酒のこと。
若い頃は、飲むことに付き合う努力はしましたが、飲むことはできませんでした。
一応の社会経験を積んで今では「お酒は飲まない」と決めています。
ここ十数年、いっさいお酒を口にしたことはありません。
飲める飲めないは仕事に関係ない

部署異動の辞令が出たとき
異動先の部署の新しい上司のところに挨拶に行きました。
その上司に最初の挨拶を済ませるや、ひと言
「〇〇君は、飲めるか?」
と、お酒が好きかという質問をされました。
初対面で聞かれることは、初めてでしたが、この手の質問には、いつもどおり
「いえ。私は、お酒が苦手です。飲めません」
と柔らかくと答えました。
普段なら、「あぁそんなんだ。食事でも良いからまた付き合ってよ」という感じで流れます。
しかし、コイツは違った。
手で目頭を覆って、軽く首を振り、ハァァと重めの深い溜息をつき
『嘘だろぉ。信じられん』
と呟きました。
お前のその反応の方が信じられんわ!
僕が飲めないことがそんなにショックですか?
コイツのことは悪い意味で忘れることができません・・・嫌いなやつナンバーワン。
酒が飲めなくて何が悪い!
「僕はお酒が飲めない」
僕がお酒が飲めないことに、そこまでショックを受けなくても良いと思うのですが・・・
一緒にお酒を酌み交わしたかったことを残念がってくれているのでしょう。
でも、そんなに期待されても応えることができません。
飲めないのですから。
仕事上のことで期待外れだったのなら納得もできますが
上司ががっかりしたのは、僕がお酒を飲めないこと。
酒が飲めないのが、そんなに悪いことなのか・・・
酒が飲めるのが良いのか?
酒が飲めなくて何が悪い!
お酒が飲めなくて迷惑を掛けたことはない
僕はお酒は飲めませんが、飲み会には何度も参加しています。
飲めないということを前提で、誘われれば参加します。
嫌な顔もしたことはない。と自負しています。
お酒が飲めないことで迷惑もかけたことはない。
ただし、酒を勧められて断ったことがある・・・これが酒飲みには悲しい思いをさせたかもしれません。
酒が飲めない側の意見ですが、酒を飲まなかったことで周りに迷惑をかけたことは一度もない。
逆に、お酒の影響で迷惑をかける方は一定数おられます。
酒を酌み交わす文化
日本独特の酒を酌み交わして腹を割って語らうという酒飲み文化は否定しない。
僕には縁遠い文化だが・・・
僕は、酒は飲まないが飲み会には参加するようにしている。
酒飲みは、殊更に酒を酌み交わして腹を割って語らうことに執着します。
なんでだろ。
僕ら下戸(酒を飲まない人)は、酒に酔わなくても話はします。
腹を割って話すかどうか、本音で話すかどうかは、関係性によりますよ。
酒に酔ったからといって本音で話すかどうかも関係性によるんじゃないでしょうか。
つまり、信用できるかどうか。酒に酔っているかどうかは関係ありません。
なんでもかんでも本音で話をしていたら良い関係なんて作れるはずがない。
酔っぱらって、本性が表れて喧嘩になる場面を何度も見ました。
酒を酌み交わして腹を割って語り合うなんて、理想論。
本音で話をするなら、しらふの方が良いように思います。
「酒を酌み交わして語り合う」なんて、飲みに行くための口実ですよね・・・きっと(笑)
酒は飲めなくていい

酒が飲めなくて損することはありません。
下戸で酒が飲めない私は、酒が飲めなくて得をしていると思っています。
いっさい損はしていません。
最近では、酒が飲めないことで苦労することは少なくなったと思います。でもサラリーマン社会では酒が飲めないことで苦労することはまだある。
でも、酒が飲めなくて苦労すると言っても、気苦労の程度。
お酒が飲めることは羨ましいことだけど、
酒は飲めなくても大丈夫。悩まないで下さい。
下戸で酒が飲めない僕は、酒を飲まない方が楽しく生きていける。
下戸の同志の皆さん。酒が飲めない方が楽しく過ごせます。


